米国公認会計士(USCPA)合格体験記 ~REG~

REG(Regulation)の合格体験記です。

これから勉強開始される方、勉強中の方に、少しでも参考になればうれしいです。

REGの特徴

この科目は、かなり細かい暗記が求められ、個人的に興味が持てる内容ではなかったため、正直言って勉強はとても苦痛でした。

ただし合格率は全体平均で約60%とBECに次いで高く、暗記科目だからか、日本人も比較的得意とする科目のようです。

本番の問題も、思ったほど難しくはなく、苦痛な暗記に耐えれば、合格までたどり着けるのではないかと思います。

テストの形式

基本的な情報として、テストの形式をおさえておきます。

Testlet 1Testlet 2Testlet 3Testlet 4Testlet 5
形式MCQMCQTBSTBSTBS
問題数3838233

5つのテストレットで構成され、次のテストレットに進むと、前に戻ることはできません。
MCQ(Multiple-Choice Questions)はいわゆる4択問題。
TBS(Task-Based Simulations)は計算して表を埋めたり、文書中の適切な文を選択するなど、より実務に即した問題が出題されます。

配点は、MCQ 50%、TBS 50%となっており、どちらも試験対策が必要。

また、Pretested Questions、いわゆる採点対象外の問題が、MCQ 12問・TBS 1問含まれています。
割合にすると、MCQ 16%・TBS 14%に相当し、つまり約2割程度の問題が採点の対象ではないということです。したがって、分からない問題で時間を使って悩むより、ある程度の割り切りも、むしろ重要ということです。

出題範囲と配点比率

どの分野を重点的に対策すべきか把握するため、テストの配点等を確認しておきます。
下は公表されているテスト範囲です。

  • Ethics, Professional Responsibilities and Federal Tax Procedures: 10-20%
  • Business Law: 10-20%
  • Federal Taxation of Property Transactions: 12-22%
  • Federal Taxation on Individuals: 15-25%
  • Federal Taxation on Entities: 28-38%

ここで注目したいのは、Business Lawが10~20%しかないことです。
テキストのボリュームは2冊(全4冊)と、半分を占めていますが、力の配分としてはTaxの方を重点的に強化する必要があることが分かります。

勉強方法

筆者の勉強方法は、こちらに詳しくまとめておりますので、合わせてご覧ください。

テストの際の時間配分

テスト本番を想定し、時間配分を考えておきます。
 
参考まで、筆者の試験本番の時間配分を記載します。

Testlet 1
MCQ
Testlet 2
MCQ
Testlet 3
TBS
Testlet 4
TBS
Testlet 5
TBS
Total
55 分60 分30 分45 分50 分240 分 (4時間)

他の科目に比べ、MCQに時間がかかってしまいましたが、MCQの問題数が多いことを考えると、仕方ないかなと思います。時間はフルに使い切りましたが、それほど最後まで焦らずに終えられました。

最後に

Business Lawはまだ興味の持てる分野でしたが、メインであるTaxに関してはほとんど暗記なので、とても苦痛な科目でした。

またアビタスのテキストでは覚える内容がうまくまとめられているとは言えず、自分でまとめノートを作るなりの工夫が必要でした。

多くの方が、この科目を最後に設定していると思いますので、これを突破すればUSCPA!というモチベーションで乗り切れるのではないかと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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