米国公認会計士(USCPA)合格・ライセンス取得までにかかった金額

USCPA試験は、とにかくお金がかかりますよね。

今回は、実際に筆者がUSCPAの合格・ライセンス取得までにかかった費用をまとめてみましたので、これから受験される方は参考にしてもらえればと思います!

費用総額

早速ですが、トータルの費用を発表します!
(USDでの支払額は、受験当時の為替水準 110円/ドルで計算することにします)

 支払額(円) 
アビタス受講料   600,000
教育訓練給付金ー89,720
NIES単位認定24,750
CSUEB追加単位取得102,870
出願料26,950
科目受験料($225×4回)99,000
ライセンス取得費用64,350
合計828,200

USCPA取得までの費用発生イベント

1.予備校入学

USCPAの勉強を始めるには、米国で使用されているWileyなどの参考書を手配して独学する方法もあるのですが、多くの日本人にとっては全ての内容を英語で理解するというのは相当ハードルが高いことと、英文を読むだけで時間もかかってしまうので、あまり現実的ではないと思います。
日本の多くの受験生が予備校を使うことを選択していると思いますが、筆者はアビタスにお世話になりました。

当時、アビタスに支払った費用は 約600,000円で、受講料と追加単位取得費用が含まれていました。
(ずいぶん前のことなので、正確な金額は不明)

ちなみに受講料部分は、国からの教育訓練給付金の対象となります。対象額の20%の約89,720円が返ってきました。

2.NIES単位認定

受験資格を得るためには、大学の会計・ビジネス単位を必要数取得していることを示さなければならず、米国外の大学で取得した単位はNIESにて審査してもらう必要があります。

このために、$225の費用がかかりました。

3.追加単位取得

筆者の場合、合格後にライセンス取得も考えていたため、ワシントン州での出願を選択しましたが、総単位と会計単位が要件に届いていなかったため、アビタスが提供しているCSUEBを通した単位取得が必要でした。

アビタスに入会した後、諸事情により勉強する時間がとれずに、気づけば5年が経ってしまいました。5年が経過すると、入会時のパックに含まれていた未取得分が無効になってしまいます。それが3科目もあり、14,850円×3の追加料金がかかりました。さらに最初のパックを超える科目は追加購入せねばならず、2科目×29,160円支払いました。

4.出願

初回出願料として、$155かかりました。これはUSドルで支払いました。

また2科目ずつ2回に分けて出願したため、2回目の出願時は$90を支払いました。

5.科目受験料

一科目受験するたびに$225支払う必要があります。日本で受験するとさらに一科目あたり約$370が上乗せされるとのことですが、筆者は米国で受験しましたので、この分は浮かすことができました。

これもあって、日本で受験することを考えると、1・2回落ちても構わないというマインドで臨むことができたのは、早期取得の上でプラス要因だったと思います。
結果的に最短の4回で合格できましたが、なかなか受からない場合だと資格取得を断念する要因の一つになってくるかと思います。

6.ライセンス取得費用

合格後、ライセンス取得のためには、まずAICPA Ethics Examの合格が必要条件でした。オンラインでのテストを受けるため、$255が必要になります。

またUSCPAホルダーの認証(サイン)が必要になります。もしUSCPAの知り合いがいなければ、アビタスに11,000円支払うことでサポートが得られます。
筆者の場合は、幸い知り合いにUSCPAがいたため、認証してもらうことができました。

最後にライセンス申請料$330を支払い、ライセンス登録が完了します。

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